足汗の対策

対策その3 ストレス性の場合2

 

 

足の多汗症治療は原因を探り医者と相談をして自分に合った方法をみつけることです。

 

多汗症ではないかと勝手に自己判断をして鬱になってしまってもよくありませんし、発汗が何らかの病気のシグナルだった場合は見落としてしまうような事態にはなりたくないものです。病院であなたは多汗症ですと診断されるまでは、大量の汗をかく人でも多汗症であるとは断言できないのです。病気かもしれないと思い悩まないで、気楽な気持ちで一度病院の診察を受けてみるといいでしょう。

 

多汗症を治療するには、多汗症の症状によって手術、精神治療、内科治療の3パターンがあります。

 

投薬で治療ができる場合と手術が必要な場合があります。

 

塩化アルミニウムなどによる制汗剤、レーザー治療、超音波治療、胸腔鏡下交感神経切除術(脇汗の場合)などがあります。

 

精神面による『精神発汗』が原因ならば、制汗剤で多汗症対策をしながら根本的な治療に自律訓練法などなどをする方法も考えられます。

 

足汗の手術には、「腰部交換神経切除術」と「腰部交感神経ブロック」があります。
まず、「腰部交換神経切除術」を紹介します。

 

●腰部交換神経切除術
腰部交換神経切除術は、交換神経の一部を電気メスで切除し、「汗を出す」という指令が伝わらないようにするというものです。

 

足汗の治療としては腰椎の交換神経を手術によってブロックしてして汗が出ないようにしてしまいます。この手術は難しいので、慎重に行わなければなりません。交感神経は腰の奥深くの腰骨近くに存在しており、そばには大動脈や下大動脈などの大血管とその枝が多くあります。そのため、少しでもミスが起きると射精障害などの重篤な副作用が生涯続いてしまったり、下半身を司る重要な交感神経を傷つけてしまうなどの可能性があります。

 

手術が成功すれば足の裏の多汗症の症状は収まるようですが、この方法はかなりの熟練された技術が必要な治療方法です。

 

手術前には医師との相談を十分に行い、自分自身がしっかりと納得した上で施術に望む必要があります。